音楽

音楽雑感

チェン・ミンの新譜は、やっぱりちょっとがっかりだった。

何故だろう。

手に入れたもののせいだろうか。

守るものができたせいだろうか。

それとも単なる私の気のせいだろうか。

これだけいろいろと気合いを入れて、

新しいことにも挑戦して仕上げたのであろうCDなのだが。。。

で、ちょっとほかのを聴いてみようと、

ウェイウェイ・ウーさんの「チャイナ・ブルー」を購入した。

もともとヴァイオリニストというだけあって、ちょっと音の感じが違う。

綺麗というか、より(西洋)音楽的というか。

悪くはない。

が、二胡の音としての魅力は、

やっぱりチェン・ミンの域には到っていない。

洒脱ではあるが、軽い。

上野の小ホールで、電気なしで聴いたあの音は、

ほんとうに素晴らしかった。

身震いするほど美しかった。

                   *

さて、同時にヒラリー・ハーンという人のヴァイオリンで

バッハの無伴奏ソナタのCDを買った。

何人かを試聴していちばん良かった。

レコーディング時、なんと17歳。

しかもこれがデビューアルバム。

すごいなぁ。

いったいここにこれ以上何をつけ加える必要がある、

というほど完璧な演奏。

生き生きとして光り輝いている。

こういう才能が、あと30年して、

いろいろと経験を経て、

若干へこたれる思いもして、

またバッハを演奏してどういう音が出てくるのか、興味深い。

                 *

私にとってのヴァイオリニストの理想はメニューヒンである。

晩年は演奏家というより、指導者の面影が強かった。

いっぽうピアノではグールドである。

最近3chで彼の特集をやっている。

若くしてコンサートホールから身を引いて

録音スタジオにおいてのみ、自らの音楽活動を行ったグールド。

コンサートにおける演者と聴衆の交流と一体感を第一としたメニューヒン。

どちらもわかる。

今になって思うに、どちらであってもさほど問題はない。

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チェン・ミン コンサート2009

チェン・ミンのコンサートに行ってきた。

産休明け、ニューアルバムを引っさげての、ツアーの初日。

人生の節目を経て、レーベルも変わって、

心機一転、新たなるスタートへの意気込みというものがあった。

一方で、二胡一本で、他郷を渡り歩いていたそれまでとは、

明らかな変化があったように感じた。

はっきり言おう、一昨年はじめて見た時にあった“輝き”は、ない。

それは恋のパワーだったのかもしれないが、

祈りに似た、何かだった。

音楽に乗っ取られたような凄みと、神秘があった。

それが、今回はあまり感じられなかった。

二胡の技術は変わらないし、曲もいいし、

まあメンバーは新設されて、

やや連携にこなれてなさを露呈していたとはいうものの、一体なぜ?

これが結婚、というものだろうか。

これが子をなす、ということだろうか。

間がないせいもあることだろうが、

自分、音楽、というものから、

家族、なかんずく子供というものに意識の対象が変わって、

微妙に、しかし明らかに音として、現れてしまった。

どちらがいいか、それは聞く者の好みかもしれないが。。。

私にとっては、ちょっと残念な変化であった。

アンコールのラストに、おそらく子供への思いを詩にのせて歌った曲が、

いちばん印象に残った。

音楽はまさに奏者の心を映すものなのだなぁと、あらためて思った。

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小倉貴久子レクチャーコンサート

小倉貴久子さんの、レクチャー付きのピアノコンサートに行ってきた。

レクチャーの内容は、ピアノの歴史。

18世紀初頭にフィレンツェで発明されたクリストーフォリのピアノフォルテから、

ベートーヴェンの時代のヴァルター、そして19世紀ヴィルトーソ達に

もてはやされたエラール、最後にスタインウェイを用いて、

その作曲家の時代の音を再現する試みである。

20世紀のスタインウェイに到るまで、

ピアノは発展とその途上の歴史を持っている。

しかし不思議なもので、それが未完成なのか、

と言われると、そうでもない。

スタインウェイの音量、ふくよかさ、そして表現力は

確かにピアノの完成形にふさわしい。

しかしヴァルターの軽やかさ、エラールの音の美しさは、

スタインウェイにはないものだ。

当時の音楽を、当時の楽器の演奏で聴く意義は高い。

楽器が時代を映しているからであろう。

さて、小倉さんの演奏。

古器の演奏も、今のピアノも、相当なものである。

うまい。

またあれだけの内容を、カンペなしにすらすら語れるというのも素晴らしい。

唯一注文があるとすれば、バッハ。

彼女はあまりバッハを弾かない。

個人的には弾いてるのかもしれないけれど。

ピアノフォルテというよりチェンバロで想定されたからというのが

大きな理由かもしれない。

でもヴァルターで弾いた平均律とか、ゴールドベルクの演奏が聴きたい。

いつの日かCDの出るのを期待しよう。

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フジコ・ヘミング演奏会

昨晩、フジコ・ヘミングさんのソロコンサートへ行ってきた。

ベートーベンの月光ソナタから始まり、

ショパン、バッハ、ドビュッシイ、最後にリストの全14曲。

ベートーベンはともかく、バッハがあるのはちょっと意表だった。

しかもゴールドベルク変奏曲からの第一アリア。

私にとってこれほど身近な曲はないので、

今日この日、ここに来たのはそういう予定になっていたかのような気になった。

個々の演奏について感想を述べても冗長になるだけだろうし、

クラシックに興味のない人には、まったく退屈に過ぎるだろう。

で、おおまかな印象を述べることにする。

ヘミングさんの演奏は、華がある。

これに尽きる。

それから、不遇の時代を経て今にあるという重みがある。

そして、その曲をとことん追求する妥協のなさ、厳しさがある。

音を言うと、左手の低音の響きが印象的で、バランスがいい。

後半のドビュッシイあたりから、調子が上がってきて、

リストなどの演奏は、全く素晴らしかった。

個人的に言うと、ショパンは好きでないので、

名演奏に関わらず、乗れなかった。

バッハはグールドというバイブルがいるので、これもいまひとつ。

ベートーベンは音色が面白かった。

が、第二楽章のペダリングには個人的に不満がある。

ドビュッシイとリストは掛け値なしに素晴らしい。

とはいえ、作曲家に対して言いたい。

音符の数が多いからといって、良いってもんじゃないぞ、と。

それと、音楽による癒しとか、歓びという観点からすると、どうだったのだろう。

いまひとつフジコさんの方向性が

その点で発揮されていなかったような気もする。

なにか赦していないものがある。

そんな感じがした。

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ギターがきたー

ギターリストの村治佳織さんが

バッハを弾いたアルバムを聴いた。

チェンバロ協奏曲やヴァイオリンのパルティータを

ギターに編曲したもの。

チェンバロ協奏曲は確かもともとヴァイオリン用のものを

編曲したのではなかったかと思う。

(ムターが弾いているヴァイオリン版を最近買った)

ヴァイオリン版からの編曲の方がやさしいと思うが、

どうやらチェンバロ版から移したようだ。

さて演奏はというと、さすがにギターは上手い。

上手さを押し出さず、曲作りに行っているところが好い。

ただし華やかさはに欠けている。

演者の外装に比して、なにかこう、地道に突き詰めていくような、

学究的なタイプの人なのかもしれない。

本来ヴィルトオーソな披露をするところを

すぅっと弾きこなして、まるで行き過ぎる風のような雰囲気。

デヴュー間もない頃の、英国民謡を演奏したCDを一枚持っているが、

やはりこういう感じだった。

理知的というか、内向的というか、

侘び寂びな感性の持ち主かもしれない。

他の演目では違った雰囲気があるかもしれないが。

結論として、割と面白い出来に仕上がった一枚。

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アンネ・ゾフィー・ムター

デジタルのおかげで綺麗に見えるTOKYO MXで

好評とのことで引き続きやっている、

カラヤン生誕百年記念の演奏特集。

ベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトを

アンネ・ゾフィー・ムターをソリストに迎えた演奏会。

メニューヒン演奏のCDを一枚持っているけど、

なかなかどうして、彼女も素晴らしい!

ヴァイオリンはあまり。。。だったのに、

衝動的にCDを注文してしまった。

バッハとモーツァルトのコンチェルト。

彼女は十代でカラヤンに認められて、衝撃的なデヴューを果たした人。

名前だけしか知らなかった。

近頃は弾き振り(ソロと指揮を兼ねる)に力を入れているとか。

年末、リストラやら何やらで消費の冷え込む中、

我が家計は大放出真っ盛り。

みんなね、使えば景気良くなるのに。

溜め込んじゃあきまへん。

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mihimaru GT

TVでのオンエアを聴いて気に入ったので

似合わないことに、mihimaru GTのCDを、

隣の新星堂で、(なんか売上に困っていそうなので)

2枚まとめて買った。

(店長さんいい人なので、なるべくここで買うことにしよう)

さてどんなものかと聴いてみると、

最初の一枚は、まるきりラップ。

こりゃいかん。らっぷ嫌い。

えええ、TVのときは、ラップとは思わんかった。

あまりに迂闊。

で、気を取り直して二枚目を聴くと、

これは若干ラップ。そふとらっぷ。

この女性ボーカリストの声がわりと好み。

らっぷらっぷしてないこちらの路線で行ったほうが、

このコンビは成功するだろう。

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B’z

今年デヴュー20周年を迎えたB’zの特集番組を見た。

彼らが私より年上とは知らなかった。

CDセールスで常にトップクラスを維持し、

一度のコンサートで何万もの観客を動員する彼らの秘密を、

番組は“愚直なまでの日々の積み重ね”と結論づけた。

初めてかもしれないカメラが映した舞台裏は、

ミュージシャンという花形商売に似付かわない、

職人魂に満ち満ちた、あきれるくらいのこだわりと努力だった。

おそらく定番なのだろう、コンサートの終了に観客にマイクを向けて

みんなで “おつかれ!”

あれはいい。

演者と観客がひとつになって、仕事をしおえた、

そんなメッセージを感じた。

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舘野泉ピアノコンサート

舘野泉さんのピアノコンサートへ行ってきた。08100420dsc00621

7年前、脳溢血で倒れて、右半身が自由でない。

それが二年半のブランクの後に、

左手のピアニストとして復活した。

その苦闘の模様は、NHKなどの特集番組で紹介されたので

ご存知の人も多いかと思う。

                  *

一時間前の開場に少し過ぎて行ったら、

まだリハーサルをしているので、ホールにてお待ちくださいとのこと。

階段を下りたところにあるトイレに行くと、

その練習中のピアノの音が聞こえた。

本番前に、ピアノの状態、音の響きを確かめているのだろう。

手抜きがない。

さて本番。

最初はバッハのシャコンヌ。ブラームスによる編曲を

左手だけ(!)で弾きこなした。

もうこの瞬間に確信した。

右手が使えないのは、確かに大きい。

ほぼ致命的といえるはずのハンディキャップだ。

にも関わらず、演奏を聴いている限り、

まったくそれを実感として覚えなかった。

実際、覚えなかったどころではない。

まるきり遜色ない表現、情感、そして深み。

素晴らしい。

ぐいぐい演奏に引き込まれた。

ここに音楽がある。

ミューズの微笑み。

そんな陳腐ともいえる台詞が、ほんとうに起こっていた。

二曲目はスクリャービン。

左手のための楽曲。

スクリャービン初期のロマンティックな曲。

そして次に、ノルドグレンの小泉八雲の怪談による3つのバラード。

舘野さん自らマイクを持ち、曲目の解説。

フィンランドの友は今年の8月に亡くなった。

その思いのこもった演奏だった。

再起を目指した旧友に渡した左手のためのバラード。

その友は先に逝き、死んだかもしれなかった自分が、

こうして今、その曲を奏でている。

感謝と追悼と、友情に満ちていた。

                   *

小休憩の後に、弟子の女性の方との連弾。

これはまあ、ご愛嬌な演奏。

使えない右手もちょっと用いて、楽しい演奏だった。

最後に左手の募金で作られた末吉保雄さんの前奏曲集。

ちょっと耳慣れなくて、最初はどうかと思ったが、

後半になって、その良さが伝わってきた。

実は抒情的な作品。

会場満員とはいかなかったけれど、

心のこもった盛大な拍手に迎えられて、

三曲のアンコール。

三曲目は「楽譜を忘れちゃったので」ということで

急遽シューマンのアベマリア。

          *

館野さんを実は20数年前、NHKでピアノの番組をやっていたときに見ていた。

黒髪を長く伸ばした繊細な音楽家といったいでたちで、記憶していた。

その後テレビでベートーヴェンの皇帝などの演奏を聴いて、

その透明感のある演奏に流石だなあと思っていたところ、

暫らくの後に、右手が利かない失意の底から、、という顛末を知ることになった。

正直言って、生で演奏を聴きに行きたいと思うほどの衝動は、

それまで起きなかった。

あまりそういう共鳴を起こす人ではなかった。

それがこういうことになって、ほんとうに音楽を、

そのもどかしさと、まだ表現できるという歓び、

そして表現されずともそこにある音楽という泉を、

魂から伝える人になったのだと思う。

今日私をこの場に呼んだのはそれに違いない。

少しでも多くの人に、彼の演奏を聴いてもらいたいと思う。

そこにハンディキャップはない。

ただただ純粋に音楽の歓びがある。

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速水奨 Birthday Live 2008

速水奨さんのライブへ行ってきた。

声優がサイドビジネスで歌をやっている、という感じではまったくない。

これは歌手である。

しかも声優としての魅力が掛け合わされて、

なんかとんでもないことになっていた。

歌がうまいとか、声がいいとか、

カッコいいとか、色気があるとか、

平和とか愛とか、そういうメッセージ性とか、

そんなものに収まりきれない、

速水奨という存在を、良いも悪いもひっくるめて、

掛け値なしで、そのままみんなと分かち合おう、

そういう心意気を感じた。

運営にあたっては、そこかしこにさりげない心遣いが行き届いて、

そういう面からも心温められる、素晴らしいライブだった。

あ、ちなみに300人くらいの観客のうち、

♂は7人ほどでした。。。

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アンドラーシュ シフ演奏会

BShiで久々に、アンドラーシュ シフ(ピアノ)の演奏を聴いた。

いやぁ、年喰ったなぁ、、、髪真っ白。

20年ぶりくらいの映像だから、まあそうか。

しかし、演奏は良かった。

反逆小僧ぽっかったのが、円熟して、

角が取れて、15年仕込の梅酒のような味わいに。

聴いたのはシューマンの幻想曲とベートーヴェンのソナタ21番。

そしてアンコールのバッハのパルティータ5番。

まったく見事な演奏。

弾いてるピアノがスタインウェイではなく、

ベーゼンドルファーというのもシフらしい。

どちらかというとノンペダルで、ひとつひとつの音の粒を大事にする。

スタインウェイでは響きすぎる。

ちらっと写った会場は満員だった。

さすがだ。

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チェンミン&加羽沢美濃コンサート

さて、チェン ミンと加羽沢美濃さんのハートフルコンサート

行って参りました。08070500dsc00115

最初の曲、アメイジング・グレイスは

チェン ミンが客席から登場。

いたずら大好きの彼女らしい企画。

開演前に、前に萬斎さんの舞台で、共演の白石加代子さんが

席中から現れた話を母にしていたら、偶然にもその再現となった。

3曲目のヴァイオリン用の曲を二胡に書き直したものの演奏、

すさまじい超絶技巧で、リストもびっくり間違いなし。

あれはずごかった。

曲としては加羽沢さんの作曲、チェン ミンの作詞(中国語)による

「こころの故郷」が心に残る。

そしてもちろん、定番の「燕になりたい」

いつ聞いてもいい曲。

“今年に入って、哀しい出来事が各地で起きているけれど、

私たちにできるのは、やさしい気持ちを演奏にのせて

皆様にお送りすることだと思う”

その言葉通りの演奏でした。

アンコール最後の曲はショパンの「別れの曲」

一期一会、そんなメッセージが伝わってきた。

加羽沢(かばさわ)さんとのコンビもとても息が合っていて、

面白かった。彼女はピアノの演奏もさることながら、

本業が作曲家という才能豊かな人。しゃべりも個性的で楽しい。

肩の張らない、楽しい、家族向けの演奏会でした。

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彩愛玲コンサート

彩愛玲(さいあいりん)という人のハープのコンサートに行ってきた。

今月最後の“お出掛け”。

あまりにお出掛けが連なって、乗り切れるかどうか不安だったが、

何ということはなかった。(体力がついたのだろうか)

実は彩さんを私は知らない。

ゲストにチェン ミンが出るというので、ふらふらっとチケットを買ってしまった。

プロフィールを見ると、おそらくご両親は中国の方と思われるが、

日本生まれの日本育ち。中国語は話せないとのこと。

さて、演奏は、しっかりした技巧で繊細かつ大胆、と言えるでしょう。

あと必要なのは、年月か。

後半の三曲にチェン ミンが登場。

音楽家としてのみならず、人生そのものに関しても

明らかに彼女の方が先輩。

合わせると、どうしても二胡の音しか聞こえてこない。

音響の良い東京文化会館の小ホール。

アンプを通さない二胡の音は予想以上に素晴らしかった。

プログラムは前半と後半で、西洋と東洋を対比させるという試みだったが、

私にはあまりピンと来なかった。

ハープという楽器の特性だろうか。

ウー ファンの古筝と合わせると、面白かったかもしれない。

ハープ演奏としては、フォーレの即興曲と、アンコールの一曲目、

中国の民謡「私の家は山の向こう」が良かった。

後者はチェン ミンとのアンサンブルだったが、

ハープ的な音のさみだれが幾つかあって、二胡に負けていなかった。

これからの活躍が期待されるひとり、と言えるでしょう。

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Rie fuコンサート

稽古の後、品川のステラボールにRie fu(リエフ)のコンサートへ行ってきた。

品川はKさんの勤務地。

毎日こんな所まで来ているのか、と思った。

さて、リエフ。もちろん日本人。

ロンドンの大学に留学したりして、海外生活の長かった人。

そのせいか日本語の歌詞より、英語の方がなんかしっくりしている。

23歳とまだ若いが、中低音の声域に、

既に深い人生観を思わせるような曲想で、

とても年相応に受け取れないものがある。

しかし見た目は若いねーちゃんなので、ギャップがある。

歌はうまいと判っていたが、予想以上に声量があった。

ピアノとギターを弾きこなし、画も描く、多才な芸術家肌の人。

その分いろいろと考え過ぎて、落ち込んだりもしそう。

一方で、ちょっと天然。

コンサートの曲の構成も良かった。

新曲のpresent はこの人の今の方向性をよくあらわしている。

今にあること。今あるものを大切にすること。

今ここに生きるということ。

えええ、ちょっと驚くべき23歳だと思いませんか。

とはいえ、彼女から何かを受け取るというより、

応援したくなるという感じが強いのは、

やっぱり年齢的なものかなぁ。。。

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只今練習中

ほとんど毎日二胡の練習をしている。

簡単な入門編の曲を弾いているのだが、

思うように歌わせられないので、ストレスだ。

弦楽器は初めて。

音を出すことが難しいと知った。

それでも、やや調子はずれなキラキラ星とか、

メリーさんの羊とか、弾けるようになった。

チェン ミンの「燕になりたい」や「祈り」は

まだとお~い目標。

いつの日か、弾けるようになりたいなぁ。

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Faye Wong

このあいだ王菲(フェイ ウォン)について触れたら、08021918dsc00006

まだ入手していなかった彼女のCDが急に欲しくなり、

ネットでDVD付きの特別版をみつけたので早速購入した。

「将愛」(2004年)

sony移籍後初のCD。実はこのあとのニューリリースはない。

事実上の活動休止で、引退説もささやかれているようだ。

彼女の歌声に触れたのは、おおかたの日本のファンと同じく

FFⅧの挿入歌 Eyes on me

実はそれ以前に、「夢見る惑星」で見ていたのだが、

おきゃんな娘くらいの印象しか持っていなかった。

あの頃は、2部構成のうち、前編に出演する

ブリジット リンがお目当てだった。

(金髪グラサンで、ちょっとイメージではなかったが)

なにはともあれ、すっかりフェイ ウォンに夢中になり、

CDを買いあさった挙句、武道館コンサートへ行ったりしたのだった。

その年は中井貴一との共演で、「ウソコイ」というドラマが放送されて、

ちょっとしたフェイ・ブームだったと思う。

そのドラマの最終回に、9.11の悪夢が起きた。

ドラマは中断され、結局私はその結末を見ていない。

ついでに言うと、父が亡くなったのがその2日後。

慌ただしい年だった。

さて、「将愛」

数ある彼女のアルバムの中でも傑作に入るのではないか。

なにより自然体で、いい意味でちからが抜けている。

アップテンポな曲がないので、その点ではもの足りない気もするけど、

透明でつやのある高音は、更に磨きがかかって、

彼女をして、世界中どこを探してもここにしか見つからないという

歌声の持ち主たらしめている、と思う。

活動休止は、あまりにもったいない。

もともとあまり表に出るのが好きではなさそうだ。

2児の母でもあり、ただいま子育て奮闘中ということだろうか。

またいつの日か、あの歌声に再会できることを

切に願って止まない。

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チェン ミン

チェン ミンのコンサートに行ってた。08020823dsc00667

あああ、期待以上に良かった。confident

その開演前にちょっと出光美術館へ寄って、

伊勢物語の絵巻を拝見。

屏風絵で何点か、良いものがあった。

基本的にみな、金箔地に絵の具をのせて、

ある意味単調かなあという気もする。

それでも伝俵屋宗達作の中に、やはり存在感のあるものがいて、

う~む、と唸らさられた。

さて、チェン ミン。

有楽町の駅前。

ビックカメラのビルの7階、よみうりホールでのコンサート。

ウー ファンという中国筝の演奏者が気に入っていた流れで、

むか~し彼女のCDを購入して、ファンになった。

でもまさかコンサートへ行くことになるとは思っていなかった。

そういえばフェイ ウォン初め、中国人演奏家と妙に縁がある。

二胡がメインだから、正直言って途中退屈するのではないかと思っていたが、

2時間があっという間で、もっと聞いていたかったというほど。

二部のあたまにチェン ミン パパが飛び入りで、

この方が実に気さくな愉快な人で、会場の盛り上がりも最高だった。

この辺りからだろうか、それまでややばらつきのあった観客が

不思議な一体感に包まれて、演者と観客もまたひとつになって、

忘れられない共鳴めいたものを醸し出したのは。

ここまでの体験があるとは思っていなかったから

すごくびっくり。

それにしても彼女はすごく楽しそうに演奏する。

自分の最高のものを人々に届けようと、祈りにも似た気持ちで

演奏しているのだと思う。

その姿勢がなにより心を打つ。

日本で演奏活動を始めて、10年目の記念の演奏会。

20年目にもまた立ち会えたならいいなぁと思う。

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音質で選ぶと

近頃携帯プレイヤーといったらiPodやネットウォークマンなどの

mp3形式の機器が主体だろうか。

容量が大きいし、録音の手間が楽だし、

なにより軽くて持ち運びに便利なので、

一度慣れてしまうと、他のものを使う気になれない。

と思っていたのだが、少し前に携帯MDを久々に聴いて、

その音質の良さに愕然とした。

なんじゃこりゃぁぁぁぁあああ!

結論から言って、mp3は音質に劣る。

んでMDにせっせと録音したのだが、

肝心のMDウォークマンが見つからない。

ああ、どこに仕舞いこんだのか。

がちゃがちゃ探し回りたいけれど、もう12時過ぎ。

下で寝ている家人が怒鳴り込んでくる確立が高いので、

やむをえぬ、明日早めに起きるか。

でもきっとバッテリーがダメになっている。

明日は使えないだろうな。

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Rie fu を聴く

Rie fu(リエフ)のセカンド・アルバムを聴いた。07101911dsc00653

帰国子女のような人らしい。

気張らないサウンドというか、

ちょっと洋楽のようなリズム感が特徴。

盛り上がりたい人には少し物足りない。

ファースト・アルバムはそんな中にも、                                             上が1st、下が2nd

ひたむきな想いが込められていた。

セカンドはその流れを汲みながら、もうちょっと欲張って、

メリハリの利いた、多彩な音作りをめざした感がある。

基本的には、やや物憂い、内省的な音楽。

アコギ片手に弾き語り、そんな光景が似合っている。

「黒の契約者」のエンディング曲、ツキアカリは

ピアノ伴奏による名曲だったが。。。

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君は聴いたか eight beating

S.S.D.S.の新しいCDが発売された。07100919dsc00647

歌とショートストーリーで綴られた、

その名も eight beating !

非常に濃密な仕上がり。

なんか皆さん、歌がすごく上手くなった。07100919dsc00648

大診察会のステージ等で鍛えられたのかな。

個人的にはDr.HAYAMI と 

バウム・クーテヘン教授のデュエット、

「未来の鼓動」が気に入った。

愛を感じました。

思うにDr.HAYAMI 速水奨という人のメッセージは、

何かを外に向かって主張するのではなく、

一人ひとりの内側に共感を呼び起こすものだ。

つまりそれは、それこそが「愛」だと思う。

先月29日の大診察会には

男であるという壁に阻まれて参加できなかったが、

次の機会には、なんとか急患装って潜りこもうと思う。

そうだ、いっそ、女医にでも化けて、、、

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タイナカサチ

「彩雲国物語」総集編のエンディングに使われている曲が気に入って、

タイナカ サチ という人のアルバムを買った。

どこかで聞いたことのある名前だと思ったら、

「精霊の守り人」のエンディング曲を歌っている人であった。

あちらのほうは、ちっとも好いとは思わないのだが。

「最高の片想い」というその曲。

透明感のある声質。声域は広く、歌唱力も素晴らしい。

作詞作曲も自分でするようだ。07083123dsc00628

若くしてなんか既に完成してしまっている。

逆にこれからが大変ではないか。

音楽以外のことをいっぱいして、

自分というものを豊かにしていかないと。

やっぱり最後に来るのは、その人の人間としての魅力。

いくら上手くても、奇麗でも、才能があっても。

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ショパンはあまり好きでない

ヴァレンティーナ・イゴーシナのもう一枚のCDがやっと届いた。

先に聴いたものより2年前の録音(2004年)。

ショパンとムソルグスキイで

メインはやはり「展覧会の絵」

よほど入れ込んでいるらしい。

演奏はそう大きくは違わないが、キエフの大門がややスローで重たい。

2006年の演奏の方がバランスがいい。

この2枚以外にも録音は山ほどありそうだが、

今のところ検索に引っ掛かる気配はない。

だいたいAmazonでは該当なし。

どーなっとるんじゃ、

もうすこし知名度があってもいいような演奏家だと思うのだが 。。。

   *******

と、ここまで書いて、ふと思いつき、

Valentina Igoshinaで検索してみたら、

新しい方のCDがAmazonに登録があった。

いや、さすがAmazonということで。

   *******

更に追加情報。

YOU TUBEでショパンやラフマニノフの演奏を見ることが出来る。

ショパンは若い頃のものだろう。ラフマニノフはBSでも流れた、

日本でのコンサートからの抜粋。

その他に曲目不明ながら、

スペインでのコンサートから2曲が配信されている。

http://www.youtube.com/watch?v=6gV9gUeFHIw

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ヴァレンティーナ・イゴーシナを聴く

久々のビールが効いたらしく、今日は朝から下痢模様。

1本で止めときゃいいのに、2本飲んだのが運の尽きか。

お休みでほんと良かった。

ずうっと前に注文していた、

ヴァレンティーナ・イゴーシナのCDが届いた。

2枚頼んだうちの1枚。

曲目はシューマンの謝肉祭(カーニバル)と

ムソルグスキーの展覧会の絵。

こういう物語性のある曲が彼女は好きなようだ。

すっきりとした、透明感に溢れた演奏。

ピアノを弾いてますっ! という感じではなく、

実際に、いろいろな物語を話し聴かせているようだ。

ピアノ以外の素養もたっぷりありそう。

NHK・BSのクラシックアワーでたまたま目にした演奏家だが、

ほんと久々に、クラシックで聴いてみたいと思える人。

フジ子・ヘミングも素晴らしいけど、ちょと重たい。

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猫じゃ猫じゃ

うめ吉さんという方の「明治大正はやりうた」というアルバムを買った。

三味線メインの、寄席うた、というジャンルらしい。

猫じゃ猫じゃ、とか都都逸とか、

むかしお座敷で歌われていたような曲だ。

これがなかなか面白い。

洒落ているというか、なんだ、そう、粋だ!

しかしまあ、今どきの若い女性が、こういう微妙なものを、

しかも半端でない努力をして、こうして継承しているというのは、

日本人として、有難いな~、などど感じてしまう。

味わいという点ではまだまだこれからなのだろうが、

更なるご活躍を期待してやまないのである。

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併せて、クロノ・クロスというむか~しのゲームのサウンドトラックを買った。

海の青色と、心にしみる哀しい音楽が印象に残るゲームだった。

当時CDを捜したのだけれど、見つからなくて、心に引っかかっていた。

実はこのゲームに、ツクヨミというキャラが登場する。

やっぱりいいねぇ~。

後半の入り口で、主人公の父親(行方知らず)の友人と

心ならずも戦わなくてはならないのだけれど、

そこで流れる妙に切ない曲(運命に囚われし者たち)が秀逸だと思う。

作曲は光田康典さん。

ゲームミュージックの枠を越えている。

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Jane Siberry

ジェーン シベリー(Jane Siberry)のアルバムが届いた。

’93年発表の「少年の日」(When I was a boy)

「可能の王国」という映画の主題歌になった曲があって、

それに合わせて、日本でも発売になったらしい。06090921dsc00267

一度来日している。

あまり知られていないが、

遊佐未森さんが彼女のファンということで、

このアルバムのライナーノーツも書いている。

一度聞いたら忘れられない感じの印象、

といった歌声だが、好みは分かれるだろう。

辛気くさい、と感じる人もいるかもしれない。

陽気に何かを歌い上げる、というより、

ちょっと切なげに、はかなげに、祈りを捧げるような歌い方なので。

彼女もグールドと同じく、カナダのトロントが本拠地。

カナダといったら、メイプルシロップと金貨とビーバーしか

思い浮かばないが、音楽的には

結構人材を輩出しているのかもしれない。

そういえばアヴリル ラヴィーンもカナダの人だった。

今年に入って、10年、20年単位の人生の掘り起しが起きている。

学生の頃の遣り残しや、

今の職につく前の出来事を補完するような形で。

大げさなものではないが、気持ち的には結構でかい。

そういえば今年厄年だが、それとなにか関係あるのだろうか。

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GLENN GOULD

グレン・グールドというカナダのピアニストをご存知だろうか?06090722dsc00256

1982年に50才で亡くなったが、

特にバッハの演奏で、

未だに根強い人気がある(と思う)。

最晩年の1981年に、

衝撃のレコード・デビューを飾った、

ゴールドベルク変奏曲を再録した。

その際、レコードとは別テイクで、

映像込みで写したものがあったのだが、

日本では受注生産の限定発売で、

私はタッチの差で入手を逃してしまった。

さてそれから20数年たって、ふと検索したならば、

ブラジルのソニーから発売されたものが、

なんとHMVで入手できることが判明した。

もちろん即注文した。

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24時間以内のスピード出荷で、

今ちょうど見終わったところ。

いやあ、やっぱりさすが、というかこのおっさん、ものすごいヘン。

演奏はしかし、この人以外ありえない、というくらい素晴らしい。

でも、とにかくヘン。

ともあれ、20年来の宿願がかなって、私は大満足なのでした。

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