通勤時間にアンジェリークの外伝2を、
ウォークマンに入れて聴いている。
いや、これがなかなか深いんですって。
予備知識のない人のために、少し解説すると、
宇宙を統べるひとりの女王を助ける守護聖が9人いて、
光や闇といった属性(サクリア)を司り、宇宙の均衡を守っている。
彼等は宇宙の中心にある主星と呼ばれる惑星の聖地に住んでいて、
そこは他より時の流れが遅い。(天文学的な単位で)
女王も守護聖も元は普通の人間。
サクリアの素質を持つものが、女王候補あるいは守護聖として、
ほぼ強制的に主星に連れてこられる。
そして原則としてサクリアが消失するまで、
宇宙の運行を見つめながら、聖地で過ごすことになる。
聖地での一日は外の世界では何年か知らないけれど、
竜宮城並みに時間の流れが違うから、
たとえ守護聖の任を解かれて、故郷に帰っても、
もう何世紀も過ぎ去って、自分を知るものはいない。
その理不尽な状況に、流す涙。故郷を想う心。
そうした、守護聖のサクリアを守るために、切り捨てた負の感情。
それが聖地の水底に沈み、存在を為し、自らをソリティア(孤独)と名乗り、
光の守護聖ジュリアスに取り付いて、聖地の滅亡を企む。
つまり自分達の影に脅かされる、という設定。
認めたくはない、がしかし本音とも言える心の叫びを、
果たして否定できるだろうか。
一代前の緑の守護聖にカティス(声:池田秀一)という男がいて、
在任中収集した各地のお酒と、花壇を残して聖地を去ったのだけれど、
後任の少年マルセルに、とっておきのお宝をこの聖地に隠したから、
いつか探してごらん、と言い残す。
なんとそれが、事態を解きほぐす鍵になる。
ソリティアはその核となった古代の守護聖の
故国の水によって浄化されるのだが、
それは彼が故郷に帰りたい、という強い想いを抱いていたからだった。
もちろんその想いを深く想い抱かぬ守護聖はひとりとしてない。
ねぇ、腐女子向けのいい男いっぱい登場のおちゃらけアニメとは、
ちょっと思えない展開でしょう。
といいながら、個人的には作中、ランディ(風の守護聖)が夢想する
ゼフェラドン劇場が大のお気に入り。ゼフェランジェルだって!
(ゼフェルはひにくれものの、実はナイーブな少年、鋼の守護聖です)
これははっきりいっておちゃらけ。抱腹絶倒です。
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