読後感想など
「大正探偵怪奇譚」 (徳間デュアル文庫)
今のところ三巻。
もともと劇作の脚本だったものをノベライズしたもの。
時は大正、帝都に潜む“あやかし”をめぐるストーリー。
あやかし自体を描いたものではなく、
やや中途半端な家族の絆を軸とする人情物。
わりと面白い。
原作は松田環という人。
劇団しゅうくりー夢(む)の座長さん。
作者は揚羽千景(あげはちかげ)というよくわからない人。
筆力はそこそこある。
構成上の難点としては、舞台背景を広げすぎたところ。
帝都破壊なんてお題目を唱える必要はなかった。
舞台版のDVDをしゅうくりー夢のHPから購入できる。
誰か買ったら見せて。
*
「人工憑霊蠱猫 渾沌(こんとん)王」 (講談社文庫)
作者は化野燐。
妖怪物の新機軸。
若干、夢枕獏調。
重みがない分、ざっと読めて手軽だが、何を描いているんだか
良く分からないという欠点は埋めがたい。
続き物なので、他の巻に描かれているのかもしれない。
分厚いから、当分持つかと思ったら、
あっという間に読み終えてしまった。
おのれ、字数が少ないに違いない。
京極堂先生をちと見習うべし。
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